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10年ぶりに思い出の地、屋久島に行ってこようかと決心し、
1週間休暇を取って4月の中頃に飛行機を予約したのが先月の話。 そろそろ予定でも立てようかとサイトを巡回してて、 荒川登山口の土砂崩れを知ったのがわずか先刻の話。 縄文杉へは迂回路を作るらしいが5月の連休に間に合うかどうからしい。 いや、これ、どうしたらいいんだろう……。 飛行機取って3日後に通行止めとか、日頃の行いの良過ぎさに脱帽するよ。 白谷雲水郷から登れば往復約13時間コース?流石に体力が持つかどうか。 何よりも痛いのは、 今回を逃すと有休1週間には二度とお目にかかれないだろうということだ。
少し遅くなったけれど、10年目のお墓参りに行ってきた。
10年という月日は時間にしては長いけれど、 自分自身の感覚としてはすぐそこに10代の自分がいるかのようだ。 一緒に過ごした街並みも今では随分様変わりしてしまっていて、 そこにあるのは何かの欠けた寂しい空間だけだ。 僕は常々「一体、何のためにお墓を造るのだろう」と考えてきたが、 翌々考えてみると、お墓は中に故人の遺骨なり何なりが納められている。 要するに、故人が生前に使ってきた体の一部が眠る場所なのだ、と考えを改めた。 僕は目の前の石塔を倒し、中にある彼女の一部分だったものを手に取り、 それを食べて彼女と再び一つになるのだ……と夢想するするのだけれど、 現実にはそんなことは到底できるはずもなく、墓石の前で静かに佇む。 10年経ってみてわかったことがある。 この恋は未だに終わりを知らない。 以前は僕であった誰かが。以前の彼女であった誰かと。 廻り巡って恋に落ちたら。その時はどうか幸せな物語を。 どうか彼女に悲しい出来事が起きませんように。 僕はそう願う。 < 前のページ 次のページ >
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